Artist's commentary
杏奈さんばっかり
気づいたら杏奈さんばかりになってしまいましたww
しかも大人化したやつだからほぼ誰か分からない!\(^o^)/
そろそろ「思い出のマーニー」タグやめて「オリジナル」タグにしたほうがいいだろうか?(^^;)
いやちゃんと映画に寄せた絵も描きたいんですが完成度高すぎるし繊細すぎるしイケメンすぎて描けないんですよ・・・杏奈とマーニーもう愛おしくて最近胸が苦しい←
表紙の3人は+祖母マーニーも描こうと思ったんですがもう杏奈のストライクゾーンが広がりすぎるのでやめました。←嘘です。
2枚目は私の大大大好きな某神小説「美大生杏奈×女優マーニー」の二人をイメージしました!
変装して二人でイチャコラデート編・・・なかなか出ないので自分で描いちゃいましたww
ファンの方本当にすみませんm(_ _)m※許可取ってます。
一番最後の絵はこれまた私の大大大好きな神小説「岸崎別で会いましょう」という小説の中に出てくる杏奈さんです!「誰???」感すごいですが杏奈さんです!!w
ポーズが謎ですがアレですよ。ヤる前のウォーミングアップでs(ry←
こちらも許可取ってますがファンの方すみません・・・m(_ _;)m
本当はもっとかっこいいし色気半端ないと思うんですが・・・自分で描いてても「アレ?誰?」って感じになっちゃいました;;
みなさんの書く杏奈さんもマーニーも神すぎて難しいですw(;∀;)
でも愛情だけは込めました!!本当にどの小説も大好きです!!!
みなさんこれからも素敵な小説&絵を書きつづけてください^^
本当にいつも楽しみに待っています。永久にお待ちしてます^^
↓3枚目の絵をイメージした小ネタ書いてみましたwwダメだwww私文章に手出しちゃダメだwww
文章って本当に難しいですね;;
漫画にする元気がなくて文にしてみただけなんで、ホントそれだけなんでダメ出しとかはいらないのでしないでくださいwwお願いしますww(涙目)
改めて小説書きさんのすごさに感動しました!!(@∀@;)
『やさしい魔法』
「痛っ」
小さい悲鳴が部屋の奥から聞こえてきた
その声の主はきっとボーとしてその痛みの原因に目もくれず目の前の”モノ”と睨めっこしているに違いない。
慌てて部屋のドアを開けると、やっぱり・・・。
杏奈は左頬に小さい傷をつけたまま、描きかけの絵を睨んでいた。右手にはカッターがまだ刃を出したまま握りしめられていた
「あーんーなぁー!」
「うわぁ!」
耳元で叫ぶとビックリして身体が宙に浮いた
杏奈は慌てて声がする方を振り返る、美しい金髪に綺麗な白い肌、青い瞳はどんな天才画家であろうと描けないであろう美しい空の色をしている・・・
そして、すっごく怒っている。
「あ・・・あぁ、ごはん?ごめんもう少しで描き上げるからま「違うわ!」
言葉が終わる前にマーニーがまた声をあらげる。やっぱり怒ってる。
「ここ」
マーニーが杏奈の頬に手を伸ばした
「痛っ!・・・え?」
やっぱり、という呆れた顔でマーニーが杏奈を見下ろす
杏奈はあまりに絵に夢中になっていて頬に傷がついていることに気が付かなかった。
「どうせ『あぁ・・・何故?どうしてこんなにも上手く描けないの!?私ってやっぱり才能ない?いいえ、落ち着くのよ杏奈、見えるわ。集中するの!きっとこの絵の目的地が見えるはずよ・・・!』とか考えながらカッターで鉛筆削っていたら頬がかゆくなって
カッターを持ったまま頬をかいたんでしょ?頬を切ったのにまだ絵に集中してたなんて・・・あなた相当のおばかさんだわ」
「っう・・・」
なんか残念な回想の言葉までほぼ当たっていて杏奈は怖くなった、恐るべし私の妻。
「ごめん・・・でも、この絵は大事なの!今後の仕事も私に任せてもらえるかもしれないのよ!だからっ」
杏奈が言おうとしていた言葉をすべて言い終わる前にマーニーがその言葉をさえぎった
柔らかい唇の感触を頬に感じた。
マーニーは優しく杏奈の頬を両手で包み込んでゆっくりと話はじめた。
「杏奈・・・わかってるわ、あなたがどれほど絵を大事にしているのか、絵の仕事を大切に思っているのか
でもね、あたし怖いの。たまにあなたが何処か遠くにいる気がするの、あたしの声も聞こえない場所に行ってしまうような気が・・・」
マーニーは床に座り込んで椅子に座っている杏奈の膝に顔をうずめた、杏奈のズボンを掴んだその手は震え、まるで小さな少女のようだった。
「・・・・」
杏奈は言葉が出せず鉛筆で少し汚れた手でマーニーの頭を優しくなでた。
やさしく、やさしく、自分が昔祖母にそうしてもらったように、愛する人の頭をなで続けた
「マーニー、ほら、顔をあげて?私はいつでもあなたのそばにいるわ。どこにも行かないよ
仕事の話ばかりでごめんね。寂しい思いをさせたよね、ごめんね・・・」
マーニーがゆっくり顔をあげると杏奈は優しく微笑んだまま、マーニーの頭をなで続けた。
マーニーはゆっくり立ち上がり今度は杏奈をやさしく抱きしめてそのまま杏奈の膝の上に座った。
そして一時すると落ち着いた顔を見せ、右手で優しく杏奈の頬を撫でた
「絆創膏、張ってあげるわ」
「うん、ありがとう」
二人はリビングに行ってマーニーが救急箱から取り出した絆創膏を杏奈の頬に張ってあげた。
「もう、これからは気を付けるのよ!あなたってたまに上の空で危なっかしいわっ」
「ごめん」
マーニーは少しの不安から立ち直り、今は機嫌を直して救急箱を棚にしまった。
「・・・」
杏奈がじーっとマーニーを見つめた。その視線に気づいたマーニーは首をかしげる、本人は素でやっているが、これがかなり可愛い。
「なに?」
「んーなんか」
「え?」
「早く治るおまじないとか、ないかなーなんて。」
杏奈は少し頬を赤くして天井を見上げながら絆創膏を指さした。
マーニーはきょとん。と変な間をおいてから、笑いだした。
「・・・っ!笑うことないじゃない!」
「ふふふ、だって・・・杏奈が可愛いこと言うものだから、つい。ふふふふ」
「も、もういいよ!」
杏奈は顔を真っ赤にしてそっぽを向いたが、それがまたおかしくて可愛くてマーニーはもっと笑いがこみ上げた。
「うふふ。あなたって変なところ子供よね、ほら。」
マーニーが優しく杏奈の頬に張った絆創膏をなでた
「可愛い可愛い傷さん。あたしの可愛い可愛い杏奈の頬から早くいなくなってくださいね?」
「・・・・」
杏奈の顔はより赤くなり気恥ずかしさでいっぱいになったせいか俯いたまま動かなくなった。
マーニーがクスクス笑っていると、今度はマーニーの頬に杏奈の手が伸びる
優しく、おまじないみたいな、キスをした。
「これで・・・もうマーニーも寂しくないわ」
「・・・うふふふ!」
「あぁー!もうなんで笑うのよー!!」
小さい傷と、小さな寂しさは
やさしいおまじないと共に、どこかへ飛んで行きました。