Artist's commentary
磔の夜蝶、鬼方カヨコ
キヴォトスの悪い大人たちの暴力と計略によって抵抗虚しくマフィアお抱えの娼婦に落とされてしまう鬼方カヨコはいます…
~以下妄想~
ゲヘナ生の象徴たる角は先端を削り落とされて、今や丸みを帯びたそれはカヨコの華奢な体を手繰るための握把と化している。
彼女の恥丘を覆い隠すようにして年相応に茂っていた陰毛はとうに剃り落とされ、つやつやと赤みを帯びる不毛の土手がさらされている。そのさらに下、淫水焼けをおこし色褪せた厚ぼったい大陰唇に守られるカヨコの秘すべき場所――かつては薄紅色に淡く色づき不可侵であった乙女の秘唇も、獣欲と嗜虐心によってひどく晴れた男どもの怒張で幾度となく穿たれ耕された末に淫靡に熟す甘露の尽きぬ蜜壺へとすっかり様変わりしていた。
そんなカヨコは手枷を嵌められ、昼間でも薄暗いD.U.の路地裏に虜囚の如く繋ぎ止められていた。壁に手をついた彼女のドレスの裾をまくり上げられ、紐のようなショーツも太ももの位置まで降りている。丸出しになった臀部に、ふと合金製のごつい手が置かれた。
それはカヨコの小さくも脂肪の詰まったハリのある尻を撫で回したかと思うと、尻の谷間に据え置いていた無機質なペニスを彼女の秘裂にあてがった。背後に立つ男、巨大マフィアのボスとして裏社会では悪名高いオートマタはゆっくりと腰を前方へ突き出し、黒ずくめのスーツから生えた陰茎でもって眼下の少女を貫いた。
つぷっ……ずにゅ、ぬぷぷ、ずぷぷぷぷ……どちょんっ!!
ハイヒールを履くカヨコはつま先立ちの姿勢であり、必然として尻を突き出す姿勢になったカヨコの股ぐらはたやすく男の剛直を飲み込んでしまう。
「っ……く、ふう。うあっ……ん♡」
コンクリートの壁面に額をこすりつけるように瞳を伏せていたカヨコは、みちみちと雌の隘路に男のモノが分け入る感触に小さく呻く。その頬とうなじはほんのりと赤く染まり、上着がずれてむき出しになった肩と首筋からは脂汗が滲んでいた。
そして彼女の女陰、男の剛直をすっかり受け入れ根本まで包み込んだ媚肉から粘っこい密が溢れ出しては、つうーっとその細い内ももを伝って床に淫らな染みをつくっていた。
(中略)
暴力によって手折られたはかなく瀟洒な華――悪意ある契約によってその身を縛られた少女は、陽の光も届かぬキヴォトスの底で男たちに跨り踊るのだろう。切れ長の目尻に涙をたたえ髪を振り乱し、その端正な顔を苦悦に歪ませながら……。